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男魂クルーのブログ


by dankonten
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男魂送別会






久しぶりに集まったのは他でもありません。

なんと一人のメンバーが、何の前触れもなく旅立つことになったのです。











男魂送別会_b0152452_2502438.jpg






多くを語らないことでご存知の、最年少メンバー「ナル」。

多くを語らないくせに、口を開いたと思えば適当という近年の彼。

今回もどうせいつものことだろうとタカをくくっていたら、

なんと本当だということが発覚。

しかも行き先がニューヨーク。

メンバー呆然。



すでに米軍の街、福生の家を引き払い、

愛車ジムニー(愛称:ナルニー)も売っ払っていたのでありました。



こうなったら送別会をやるしかないということで、

「かずま」のお嫁さん「ひろえちゃん」の実家を借りて、

先日、盛大に行ったのであります。











男魂送別会_b0152452_2592290.jpg





ジャパニーズパーティーといえばこれ。

そう、手巻き寿司。

どうせ向こうに行ったら毎日ハンバーガー。

こんなところでも気配りは忘れません。



しかし、いつの間にやらこんな事態。











男魂送別会_b0152452_343887.jpg







ぽんぽん生まれてます。

ちょっと会わない間に、こんなになっちゃうんですね。

これは、男魂展ジュニアが開催される日も近いやも。

もちろんそうなったら、男魂展シニアと全面戦争です。








最後はメンバーからのプレゼントをもらい、ご満悦のナル。









男魂送別会_b0152452_3165953.jpg








結局、何しにニューヨークに行くのか最後までよく分かりませんでしたが、

彼ならきっとやってくれるでしょう。

がんばれ、ナル。

負けるな、ナル。





何はともあれしんごが、

遅れてきたゆっけの胸ぐらをつかんでいたのが

印象的な送別会でした。
# by dankonten | 2012-02-15 03:13 | かねしげ
ずいぶんとご無沙汰のUPです。


理由はたったの一つ。




「なーんにも活動していない」



からでした。



久しぶりにUPしたということは、



なにやら訳あって集まりがあるようなのです。





しかし、その前日。



ゆっけからみんなに、

一斉メールが届きました。




「資料の整理をしていたら、

 出て来ました。」





そこには、恥ずかしいまでの青い、



一枚のポエムが写メしてありました。





どうやら、あるメンバーが学生時代に、



歌詞を書いたようなのです。





今の今まで捨てずに持っていたゆっけ。

そしてこのタイミングで添付してくるという勇気。





いったい誰のものなのか。





どうやら今回の集まり、


波乱が起きそうです。




注:一部抜粋

男魂送別会~プロローグ~_b0152452_20123526.jpg

# by dankonten | 2012-02-12 20:12 | かねしげ
万二郎岳から万三郎岳の縦走。途中休憩を入れながらの登山は続く。

てっちゃんはまさかのキリン生茶500mlペットボトル残量半分で、この登山に挑もうとしていた。

Mt. AMAGI 〜天城越え〜(2011.4.30)その2_b0152452_16495239.jpg


それはあまりにきついのでは?とみんなに注意され、入山直前に駐車場そばの売店で500mlのお茶を追加購入。
その際、みんなにもついでに買ってきてくれたのだが、その時のいたずらで慎吾にはコーラが手渡された。
登山にコーラかよ。とはいったものの、この表情。

Mt. AMAGI 〜天城越え〜(2011.4.30)その2_b0152452_16512444.jpg
Mt. AMAGI 〜天城越え〜(2011.4.30)その2_b0152452_16514582.jpg


慎吾がコーラを渡された時には、一緒に笑っていたナルも飲みたくなってしまいおねだり。

Mt. AMAGI 〜天城越え〜(2011.4.30)その2_b0152452_16524388.jpg


糖分の補給と水分の補給が同時にできるし、意外に登山向きなのかもしれない。
まぁ炭酸はすぐに抜けてしまうだろうが。

1時間強、多少のアップダウンを繰り返し、最後はキツい斜面を登る。
軽口を叩きながら登ってきたが、ナルもてっちゃんも頂上近辺は無言になっている。

しかし、どんなにきつくても明けない夜はないように、終わらない登りもないのだ。

とうとう山頂である万三郎岳頂上に到着した。

Mt. AMAGI 〜天城越え〜(2011.4.30)その2_b0152452_16544661.jpg


景色も良い。多少曇っているとはいえ、前回何も見えなかったのに比べたら天地ほどのの差がある。

Mt. AMAGI 〜天城越え〜(2011.4.30)その2_b0152452_16554759.jpg


ここで昼食だ。
ナルはコンビニのおにぎり、慎吾はカロリーメイト的なものを用意してきたようだ。
登山は荷物が少ないほど良い。カロリーメイトのような小さくてエネルギーになるものが本当は好ましい。

それでも自分はおにぎりやサンドウィッチではなく、水を多めに持って来て、お湯を沸かせる道具を持参してきた。お湯を沸かしカップラーメンを食べる。

Mt. AMAGI 〜天城越え〜(2011.4.30)その2_b0152452_1731044.jpg


こんな普段はなんでもない、いや逆に見窄らしい気持ちにさえなってしまうようなものでさえ、キャンプや登山ではたまらなく美味しく感じる。



そして、またもやてっちゃんに問題が発生する。

昼食を持ってきていないのだ。

どういうつもりなのか?

男魂は普段は仲の良い集団だ。
しかし、いかんせん睡眠時間が足りていなかったのと、酸素が薄いせいかみんなイライラしている。

皆で分け与える精神。これは日本人の美徳だ。3.11以後、これはみんなが痛感したことだと思う。
他の国の国民性を語れるほど外国の友人もいないし、コミュニケーションをとったことがないので自分では判断がつかないが、多くのメディアでそう言っているように、多分日本人特有の誇るべき気質なんだろう。
東日本大震災後、買い占めが起こったが男魂の仲間にはそんなことをする奴は1人もいなかった。
聞くとみんなけっこうな額の募金もしているし、当然節電もしている。

しかし、たまの休日に、深夜に出発してまで来る登山に昼食を持ってこないのは考えられない。
これは事故ではなく自分で引き起こした問題だ。

分け与えるのは構わない。
自分も何かの時のためにカップラーメンももう1つあるし、カロリーメイト等も持参している。
そつない男ナルも、おにぎりやパンを多めに購入してきているようだし、慎吾も仲間内で1番の登山経験者だ、余分はあるだろう。

ただ、それを頼りに寄りかかっている姿勢が気に入らない。

カップラーメン1,000円。お湯1,500円。おにぎり1個4,000円。カロリーメイトブロックメイプルシロップ味(小)3,500円。
これが分け合うのに皆がてっちゃんに与えた等価だ。
なんだか自分で設定してみると、富士山の七合目の食事の値段が納得できた瞬間だった。

Mt. AMAGI 〜天城越え〜(2011.4.30)その2_b0152452_175532.jpg


そんなこんなでてっちゃんは多少高くついてしまったが(5/10現在未納)、無事に昼食も完了。

万二郎岳は「二郎」にちなんでピースだったので、万三郎岳は「3」で記念写真。

Mt. AMAGI 〜天城越え〜(2011.4.30)その2_b0152452_177992.jpg

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Mt. AMAGI 〜天城越え〜(2011.4.30)その2_b0152452_1781341.jpg


さぁ下山だ。

前述したように天城山はあまり景観がよくない。帰り道は行きよりも山が開けていない道が続く。
あまり代わり映えしない山道を歩き始める。

途中変わったものがあってもこんな看板だけ。

Mt. AMAGI 〜天城越え〜(2011.4.30)その2_b0152452_1793813.jpg


うん、切実だ。

しかし、景色のことなんて考えていられるのも最初のうちだけだった・・・

悪路に次ぐ悪路。中途半端な階段状にしてある丸太は、土の部分が痩せてしまいむき出し状態で歩きにくい。
何より一段一段の段差がキツい。そうでなくても登山は登りより下りの方が足に負担がかかる。

膝が笑う。
本当に膝が笑っている。足をついた瞬間「ぶるぶるっ」と震えるのだ。

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てっちゃんはもう限界を越えたという。膝はガタガタを越えてサラサラになってしまったと言っている。

ナルはう○こがしたいという。ナルのアナルから顔を出していると言う。
もう軽口や冗談は、笑うためのもではなく、疲労をまぎらわし自分たちを鼓舞するためのものに変わっていた。

それでも慎吾は、入山時のテンションそのままに腕をまわし踊るように歩く。
「ふぉーーーーーーー」
奇声が伊豆半島にこだまする。
男魂メンバーが情熱大陸で夢中になった、サバイバル登山家・服部文祥先生さながらだ。

自分も登山はやってみてはまったけど、こいつはなんか本当に好きなんだろうなぁって思った瞬間だ。

そして3時間弱。途中ほとんど休むことなく歩き続け、やっと登山口に帰ってきた。

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疲れた。しかし達成感もあった。
あたり前だが、やっぱり登山は登った後、下ってはじめて成立する。

はやく街に戻ってゆっくりお風呂につかりたい。美味しいご飯を食べたい。と痛切に感じた。

このブログでゆっけが書いていたが、「生を充実したものにするため。すなわち山を降りるために山に登る。」ということがなんとなくだけど解った気がした。

正直、今回の登山はハプニングがなく普通だった。いや普通が正解なのだ。
このブログもてっちゃんをいじる以外の面白要素が思いつかなかった。
本当にごめんなさい。ブログのこと考えるとやっぱ雄介必要だよなぁ。

あ、ちなみに下山後のてっちゃんの足。

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やっぱり皮ムけてます。ズルムけ。大人の仲間入り。


数日後—

5/4に山口家での男魂パーティでナルとてっちゃんと再会する。

その時に2人の口から
「なんだかわからないけど、また登山行ってもいいかなって思った」
という言葉が飛び出した。正直嬉しい言葉だ。


そして本日—

川上慎吾から自分宛にメールが届く。

「6月のミッションであります。丹沢山ハイキングの日程を決めたいと思いますがいかがでしょうか?」

すぐに調べてみると丹沢山の標高1,673m。
筑波山のほぼ倍だぞ慎吾・・・

次回の登山のブログでは、今回用意しておいたこの画像が使えるかもしれません。

Mt. AMAGI 〜天城越え〜(2011.4.30)その2_b0152452_17222915.jpg


そうなったらその時がこのブログの最終回になると思います。
# by dankonten | 2011-05-10 17:40
ぱっと目を開ける。
時計の針は午前1時を指していた。
「やっぱり寝つけないな」
約束の時間は午前2時に自分の家に集合になっている。
無理にでも仮眠を取ろうと午後9時位から横になっていたのだが、普段夜型の生活をしているとこの時間はやはり寝つけない。
そのままダラダラと時は過ぎ、約束の時間の1時間前になってしまった。
仕方なく起き上がりシャワーを浴び支度をはじめた。

ほどなくして最近少し使い慣れてきたiPhoneが、この日のために着信音に設定した石川さゆりの「天城越え」のサビを奏でる。

「けんちゃん、着いたよ」
慎吾が愛車ミニクーパーで到着した。

これからてっちゃんの到着を待ち、静岡県伊豆の天城山に向かう。そこで今回初参戦となるナルと合流し天城山登山に挑戦するのだ。

良い気候になってきたからゴールデンウィークに登山行きたいねと慎吾と事前に計画し、前回の筑波山の時の反省をふまえ、深夜に出発。現地で仮眠を取り朝8:00から入山する予定でいた。
何しろ前回の筑波山の標高877mに対し、1406mの天城山は日本百名山でも、同じ難易度★1つとはいえ厳しい登山になることが予想される。
そのために現地での仮眠時間を計算に入れても睡眠は少しでもとっておきたかった。

前回の筑波山で登山に懲りた仲間を誘うために、慎吾は終始「登山」という言葉を排除し、「ハイキング」という言葉で呼びかけた。

まんまと「それなら」と誘いに乗ったのがてっちゃんだ。彼は山をなめている象徴として、登山およびこのブログには欠かせない存在になっている。

また、初参戦となるナルは仲間内でもユッケと並んで行動が読めない存在だけに急に参加表明してきた。
気分で望むには厳しい山になるとは思うが、彼は準備に余念がなく、そつなくなんでもこなす。なので慎吾も自分も安心していた。何より彼は仲間内で一番の若さを兼ね備えている。

決め手となったのが、演歌の名曲や小説のタイトルにもなっている「天城越え」という響きだ。これが4人の男魂メンバーに刺さり今回の登山が実現した。

ゴールデンウィークとはいえ出発が深夜2時30分だ。高速、伊豆という観光地も車はスムーズに流れる。
車中は終始恋話、そして下ネタ。男は中学生以降、気の合う仲間と話す内容はほとんど変わらない。

しかし、車は流れていても伊豆は思っていたより遠かった。途中、道を間違えたりとアクシデントもありつつ、4時過ぎの到着予定が7時になってしまう。やはり仮眠を取れなかったのは悔やまれる。

そつない男、ナルはやはりすでに到着。愛車ジムニーJ11の助手席でしっかりと予定通りの仮眠をとっていた。
登山客用の無料駐車場もそこそこ車で埋まっている。次々に車が来ては登山者たちが降り立ち、天城山に入っていった。
こうなるともう睡眠はあきらめるしかない。入山の準備にとりかかる。

午前8時。予定通りいよいよ入山だ。

まずは恒例のてっちゃんの装備について触れておこう。

前回の反省からか少しは成長が見られる。
大進歩はフライターグのショルダーバックからザックへの変更。そしてエアフォース1からダナーの名作ブーツ、ダナーライトへの変更だ。

いくらハイキングとはいえ、出発時間が少しおかしいのと、天城山という名前からか多少の厳しさは感じてくれたようだ。
登山道具は持っているものの一向に山には登らない、男魂メンバー随一の道具マニア、ノリオ君からこれらを自主的に借りてきた。これは高く評価したい。

ちなみにノリオ君は数年前にこのブーツを購入して以来、フジロックとオートキャンプ数回でしか着用したのを見たことがない。ある意味今回がこの靴にとって初の本格出動になる。
下山後には見事にてっちゃんの足に馴染んでいるだろう。

そして上着はアウトドアウェアの王様、パタゴニアだ。

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うん。一見いっぱしのクライマーになってきた。
しかし、それはあくまでも外見だけだった…

山の天候や気候は変わりやすい。
汗も大量にかく。
そのため重ね着をして温度調節をしながら進まなければならない。

登山中は汗をかくため少し脱ぎ、休憩時には身体が冷えないように重ねる。どんな登山の入門書にも書いてある基本中の基本だ。

しかし、彼はタンクトップ→半袖ポロシャツ(男魂展刺繍入り・ユニクロ)→裏にボア付きパタゴニア(冬用)で臨んだのだ。
まだ、暑いとはいえ4月末。しかも標高は1000m以上だ。まだまだ気温も低く、冷たい風も吹く。

案の定、入山してすぐに汗をかき上着を脱ぐ。しかし、風が強いため半袖では少し肌寒い。上着を羽織る。季節に合わないインナーとボアが汗で気持ち悪い。これを登山中終始繰り返すことになる。

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加えて彼はまたも同じアイテムでの失敗を繰り返す。

スニーカーソックス。

あろうことか、くるぶしまでしかないあれを、またしても流用した。

登山ブーツの中で、ましてや他人の、しかもたいして履き込まれていないブーツのインナーで、足裏以外が素足のようなものだ。

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登山道は、舗装されている一般の道に比べ、岩も多く木の根も剥き出しで足場が悪い。それだけにブーツで足首をホールドし捻らないようにしなければならない。

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そのためシューレースもキツくしめるのだが、これではブーツと足が擦れ、間違いなく皮がむける。
自分などはわざわざ厚手のソックスを使用し、クッション変わりにしているくらいだ。

大体俗称がスニーカーソックスだ。
少し考えればわかりそうなものだ。

予想通り数百メートル入った所から、ブーツの擦れによる足の痛みを訴えはじめ、彼の試行錯誤が始まった。
そして思いついたのがパンツの裾をブーツインするという方法。これはかなり具合が良いようで、ご満悦だった。

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しかし、予想通り数歩でパンツの裾はブーツからひょっこり顔を出す…

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普段軽妙でありながら、歯に衣着せぬトークで皆を楽しませる頭脳派の兼重。
昨年はTV出演も果たし、つるの剛士と堂々渡りあってみせた。それだけにこの末端まで行き届かない服装にはがっかりだ。
だがこれ以上は悪口になってしまう。この話はこの辺にしておこう。
しかし、それくらい今回の登山はブログに載せるネタが少ない。まぁ前回のような遭難スレスレが毎回あっても困るのではあるが。

さぁ登山開始だ。天気も良いし、気持ちが良い。
玉にきずなのは、事前に調べて知ってはいたのだが、天城山はあまり開けた部分がないため景色がそんなによくない。

それでもたまに木々の隙間から見える景観は普段の生活では見れない眺望で、とても気持ちが良かった。

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あまりの開放感からか慎吾が奇声をあげ、踊りはじめる。
今回の感情表現はこれで行くようだ。
写真を撮る時もこのポーズだ。テンションが高い。

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遠くに風力発電所のようなものも見えた。
まったく動いていない。

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3.11の震災後、電力に関しては少なからず知識を得た。
風力発電のような、発電量や発電する時間帯をコントロールできないシステムなんて意味があるのだろうかとふと思った。
節電問題になっている夏場の猛暑時に、あんな巨大な風車が回るとはとうてい思えない。
その割には結構な存在感がある。山を切り開いてあんなもの建てる意味なんてあるのだろうか?なんて考えてみたりする。
まぁ、かといって原子力に頼るのはもちろん肯定できない。
ゴールデンウィークも様々なレジャーにみんな行っているだろう。エレクトリカルパレードも復活したようだ。
今や電気に頼らないと楽しめないレジャーが多いと思う。
その点、「山に登る」という行為はどうだろう。
シンプルだけど心地よい疲労感と、達成感で満たされるレジャーに、みんなにもはまって欲しいなと思った。
いつの間にか自然を愛する思想になっている。
山にはそんな力があると思う。

あれ?
少しテンションがおかしい。もとに戻そう。


今回登る天城山は万二郎岳、万三郎岳からなっている。
まずは万二郎岳山頂を目指し、そのまま万三郎岳に縦走。そこから別ルートで入山した所まで帰ってくるものだ。

多少の疲労はあるものの万二郎岳に2時間弱で到着。

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こんな休日を過ごせる幸せと、日本の力を信じてみんなでピース。

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さぁまだ標高1299m。これから1406mの万三郎岳を目指さなければならない。→その2へ続く
# by dankonten | 2011-05-09 18:08

山に登るということは

 私は山に登る。変わり易い山の天気に翻弄され、過酷な登山道に身体は疲労し、やっと見る事の出来る雄大な景色に感動を覚える。パワーを感じる。
 そのような景色やパワーの残像を脳裏に焼き付け、私は東京の住処に戻り、友人にその体験を語る。
 しかし私の稚拙な言葉や写真では、私が体験した感動の情景は上滑りをしてしまうだろう。山頂へ至る道中、もしくは、山それ自体の過酷さばかりが浮き彫りになってしまうのだ。
 私の話を黙って聞いていた友人は、返す刀に決まって問う。
 なぜそうまでして山に登るのかー。
 私はじっと目を見る。シベリヤの凍てつく大地に身を屈め、獲物を狙うオオカミのように、私はじっと見る。なぜ山に登るのかと問う者の目を。そして、私はそのまま目を離す事無く、右手の大ジョッキを鷲づかみ、カッと喉にビールを流し込む。へらへらと秋刀魚の塩焼きをつついて「こう冷えちゃぁ仕事が捗らないね」なんて言ってヘイ生もういっちょ。

 30才になってからほんの遊び感覚で登山を初めてみた。容量60リットルのザックに寝袋やテント、2泊分の食料等を詰め込むと、背負う荷物の重さは30kgにも及ぶ。そのザックを背負い、10kmの道のりを山の頂上近くにあるテント場を目指すのである。
 確かに不思議に感じることだろう。なぜそんな重いものを背負ってわざわざ山に登るのか?不便極まりなし。一体何が楽しいというのか?友人がそう訊きたくなるのは当たり前である。
 私は小さい頃から両親に連れられて毎年のようにキャンプに行っていた。山里近くのキャンプ場や、湖の畔には、見た事の無い生き物や植物が溢れていた。私の心は、それらのためにいつもはしゃいだ。森の景色に触れ合うのが楽しみで仕様が無かった。親の言いつけ通りにテントをたてて、寝床の準備だけ済ませると、私は早々と散策に出かけた。瞬く間にカブトムシやクワガタ、サワガニなどを捕まえる事が出来ると、我ながら天才だな、などと思ったものだ。
 夜のキャンプ場には独特の雰囲気がある。山の冷ややかな空気を吸い込んで、焚火の熱をホッペタに感じる。ウイスキーを飲みながらチロチロと火を囲み、番をする大人に混じっていると、なんだか自分も大人になったようで嬉しいような照れくさいような。今から思えば、ウイスキーに酔った父親にかわれていたのだろう。あの日のウイスキーの苦味と粒貝の缶詰の味が忘れられない。
 そのように家族や友人とアウトドアを楽しんでいた幼い私は、いつの間にかテントの組み立て方も、火の起こし方も覚えた。森の木立を吹き抜ける風に、虫の音が交差する夜が好きだった。斜めに傾いたテントの中で夜を明かすことも悪くはないなと思った。
 幾度の夜を森の中で過ごす内に、私の山への憧憬は膨らんでいったのだ。私が登山を初めるのは自然な成り行きなのかもしれない。壮大な景色、紅葉色萌える氷河圏谷の中に、テントが胡麻粒のように散らばっている写真を見れば、その場所で夜を過ごしてみたくなる。
 
 長野県上高地のバスターミナルから8時間歩いてたどり着く涸沢ヒュッテ。穂高岳の山頂付近、標高2,309メートル地点のテント場。
 距離感のまるでつかめない灰色の空が頭上を流れていく。登山道は人々でごったがえしていた。10月初旬の登山にも関わらず、気温は氷点下になる。上高地のバスターミナルを出発したのが何日も前のことのように感じる。
 目指す涸沢ヒュッテまで、あとどのくらいだろう。足がうまく動かない。ザックの重みが、一歩足を踏み出すごとにドスンと膝を押しつぶす。暗く立ちこめた空と、冷え冷えとした空気。軋みをあげる膝。山小屋を目指す登山者の列が、遠くまで延々と続いているのが見える。まるで、紅葉の落ち葉を縫って歩く蟻んこのようだ。自分の食料を背負って行列がゆっくりと移動をする。黙々と足元を確かめつつ確実に。
 もう自分以外に頼れるものなど何も無いのだ。何もかもが自分との対話でしかなくなる。膝は大丈夫かい?腰は?肩は?呼吸はこんな感じ?あ、そういえば雨が止んだね。うぅ、カッパ脱ごうか。暑いね。蒸れる。ひたすら歩いてるだけだけど、それは、ひたすら運動してるって事だからね。暑い。ふぃー。すっきり。一服しよう。ダメ?もう少し行く?はいはいわーかりましたよー。登りますよー。登ります。いやーしかしまだかね。山小屋。ヒュッテ。お洒落に。ヒュッテ。何語?何語だろう。山小屋と言わずヒュッテ。たぶんスイス語。なぜ?なんとなく。そもそもスイス語ってのが存在するのかも知らんし。スイス。いいねスイス。そろそろ休む?うんうん紅葉奇麗ね。モコリンペンみたいね。遠くまで。遠くまでよく見えるね。うん。しかしあれだね。山小屋まだかね?
 自分の考えなどは細事にすぎぬ。無の境地。何もかもを無意識に委ねる。列の前の人が進むから私も進む。後ろの人が進むから私も進む。右の足を出せば、こんだぁ左を出すんだ。犬だってやってるぜ。右、左、右、左。当たり前だ。馬鹿者。あぁ死にたい。もういやだ。ヘトヘトだ。死のうか。足をちょっと滑らせて。滑落死。痛いだろうな。顔とかぐちゃぐちゃになるんだよね。やっぱり。ヘリコで遺体収容。ヘリコプター。ヘリ、コプター。ヘリコ、プター。で遺体の収容。お金かかるぞ。家族に申し訳ない。いーやいやまいったまいった。死ねない。おっ、風が心地ち良いね。なんだか背筋が伸びるようだ。あー気持ち良いねぇ。ねぇってば。ね?って、あれ。シンゴが眉間に皺を寄せている。膝か?膝にキているの?じゃぁ少し休憩…。あ、けんちゃん。あ、なんかやりきった顔してる?心此処にあらず?放心状態?なんかけんちゃんがボンヤリ見えるね。おーい。おーいけんちゃん。あ、鼻から?なになに?なにそれ?魂?鼻から出てるのそれ、もしかしてけんちゃんの魂?ふふっ。いや、笑っちゃダメか。ふふっ。でも可笑しいよねぇ。鼻から魂出ている人の顔って、可笑しいよねぇ。無表情。というと少し違うかな。なんか、未来を真っ直ぐに見つめるって感じなんだけど、目が死んでる。死んだ魚の目?でも鼻からピロピロ魂が出たり入ったりしているから呼吸はしているね。生きてる。けんちゃん生きてる。でもほら、まだ山小屋まで歩かなきゃいけないんだよ?やりきったような顔に見えるけど。ねぇ。だってまだ山小屋に着いてないんだよ?あれぇ?変だな。やりきった顔している!まだ着いてないのに!まだ着いてないのにね!着いていないのにったらね!!ってそれでも足を踏み出すのは、ここまで来たらもう戻れないことをみんなが知っているからだ。

 午後2時。上高地のバスターミナルを出発してから8時間。涸沢ヒュッテを眼前に捕らえながら、視界の端にチラチラと漂うもの。雪が降って来た。我ら三人はようやっと涸沢ヒュッテに着いた。ハイタッチだ。くそ。呼吸を整えながら、やっとの思いで辿り着いた。すでに辺り一面にはうっすらと雪が積もっている。くそ。降りしきる雪。止む気配など微塵も感じない。慌ててテントを張り、雪や汗で濡れた衣服で身体が冷えないように着替える。くそ。死ぬぞ。ははっ。ちょっと笑える。ダウンジャケットを着込んで、ゴアテックスを羽織る。くそ。死ぬるぞ。はは。着込んでもじっとしていては凍えてしまいそうだ。はは。このまま死ぬるんだぞ。あはは。素早く食事。くそ。へっ。身体を芯から暖める。そうしないと死ぬ。くそ。あははは。そのまま眠る。くそ。身体が温かい内に眠る。くそ。あはは。


 次の日、太陽が昇る前に目を覚ました。さびぃ。容赦なく。しかし放尿したいので、勇気を何重にも振り絞ってテントのジッパーを開け、外へでると、そこは雪国だった。
 太陽は偉大だ。降り積もった雪を溶かす、身体中の血を暖める、山の極寒の夜を過ごすと、朝日の恵みを感じる事が出来る。生きている。刻々と日陰が日向に変わっていく。目を覚ました者の真っ白い息づかいを見る。キラキラしている。私の息づかいも真っ白だ。キラキラしている。風がさわやかに吹いている。自らの歩みに地面の凹凸を感じる。トイレを待つ人が列をつくっている。空腹を感じる。私は腹が減っている。私は生きようとしている。まだまだ生きようとしている。

 なぜ、山に登るか。
 死を隣に実感するためだ。私はそう答える。
 イコール、生を充実したものにするため。すなわち山を降りるために山に登る。

 次の日、下山の山道は木漏れ日の中だった。轟々と大量の水をたたえて河が流れていく。その川の畔に池がある。あたたかい。鳥がさえずる。池には波1つたたず、岩魚が数匹流れに逆らって漂っている。その池に空の青。木々の赤、黄、緑。鮮やかな色が池に映り込んでいる。あたたかい。三人は歩調を合わせてランランラン♪愉快だ愉快だ。ね。シンゴが膝に違和感。膝に違和感。違和感。世界中の何処を探しても、シンゴの膝以外に違和感なんてない気がする。シンゴの膝以外に違和感なんてない気がするぅ〜。シンゴの膝以外に違和感なんてない気がするぅうぅ〜。
# by dankonten | 2010-11-04 22:42

Mt. TSUKUBA(2010.10.09)その2

雄介には下りの体力は残されていない。
間に合うことに望みを賭け登り進めるしか自分たちに残された道はなかった。
とはいえ一向にペースは上がらない。この時には始め元気だったてっちゃんも、案の定登山道のぬかるみとコンビニ袋に体力を吸いとられ、雄介の身体を気遣い休憩を取る余裕もなくなっていた。

山に入って1時間30分が過ぎた。本来なら頂上に着いてもいい頃だ。

しかし、一向に見えてこない・・・
この頃不安を煽るように霧がでてきた。

さらに進むと弁慶七戻り、出船入船石など晴天で時間に余裕のある筑波山登山なら、まったり見物できる名所的なものが出現してくる。
しかし今の自分たちにはそんなものを眺めている余裕はない。何を書いてあるのかはわからないが、名所名跡を説明する立て看板を横目に突き進む。
Mt. TSUKUBA(2010.10.09)その2_b0152452_18194755.jpg



誰も口に出さないが正直遭難寸前だ。


すると慎吾の足が止まった。

頂上だ・・・

山頂からの風景は霧と、雨雲によって完全に遮られているが、自分たちはとうとう山頂に立つことができた。360度全方向ホワイトアウトした風景も中々見ることはできない。
↓わからないかも知れないがこれは頂上から撮った写真だ。
Mt. TSUKUBA(2010.10.09)その2_b0152452_18204281.jpg


登頂の感動に浸るのも束の間、自分たちには時間がないことに気付く。

歩き始めるとロープウェーの入口が見えた。
『最終16:20』
今は16:10だ。

ギリギリ間に合った・・・


「これじゃぁ帰れない。」慎吾が皆を制する。

どうやらここは筑波山頂の中でも女体山の山頂であるらしく、頂上でつながる男体山から出るケーブルカーに乗らないと自分たちが駐車した所には行けないと言うのだ。

慎吾以外3人の安堵の顔が再び消えた。ケーブルカーの最終が同じ時間だとしたら、あと10分しかない。
いや、同じ時間だという保証はどこにもないのだ。もしかしたらあと数分で出てしまうかも知れない。
考えたくないがもう出てしまったかも知れない。それくらい誰の姿も見えなかった。

こうなったら、誰かが少しでも早く男体山の山頂に移動し、もし間に合ったらケーブルカーの運行を管理する人に話して全員が揃うのを待ってもらうしかない。

全員の足が早足になる。


どれくらい歩いただろうか。


うっすらと建物らしきものが見えた。
明かりもついている。

「まにあったの か 」

ロープウェーとケーブルカーの最終の時間は10分ずれていた。
ギリギリ最終に間に合ったのだ。

久しぶりに慎吾と会話を交わす。
「良かった。」
「ギリギリ間に合ったね」
「あぶねー」

振り返り、てっちゃんと雄介にも声をかけようとする。
が2人の姿がない・・・

早足になってしまったため2人は千切れてしまったようだ。

辺りはすっかり薄暗くなり、辺りには霧がたちこめ自分たちがどこから来たのかも見えない状態になっていた。

その時人影が見えた。

てっちゃんと雄介が来たのだ。

「てっちゃん?、雄介?」

「え、雄介いないよ」

てっちゃん1人だった・・・。

雄介の姿は一向に見えない。


「ゆうすけー」「ゆうすけー」「ゆうすけー」3人で叫ぶが返事は聞こえない。

時計の針は容赦なく進む。

その時だ。てっちゃんが山に向かって歩き出した。
「てっちゃん、どこ行くの?」

「俺、雄介さがして来る」

「でも時間が・・・」

再び霧の中に姿を消すてっちゃん。その背中は漢の中の漢だった。

5分ほど時間が経った。
人影が見え再びてっちゃんが現れたが、隣に雄介の姿はなかった。
てっちゃんが無言で首を左右に振る。


ほどなくしてケーブルカーの添乗員に声をかけられる。
「お連れの方はまだですか?」
もう最終の時間だ・・・

こうした時に最年長である自分にはいつも決断が迫られる。
数年前のキャンプで2泊3日の初日、のり君がキャンプ地直前で事故を起こして中止を決めた時。
冬キャンプで豪雪に見舞われて下山するかどうか決める時。

そして今まさに今までで最大の決断をする時が迫っていた。

こうなったら3人で下山して救助を連れて来るしかない。

俺は心を決め叫ぶ。

「ゆうすけー。絶対、絶対迎えに来るからなー」

その時だ、何かがゆっくりとこっちに向かってきた。

「ゆ、ゆうすけ」

疲れ果てた身体を引きずるように、それでも眼光はするどくまっすぐ前を見据え、こちらに向かってくる。
その姿はまさに「孤高の人」そのものだ。

感動で4人で抱き合う。俺たちは奇跡的に4人で下山することができるのだ!!
Mt. TSUKUBA(2010.10.09)その2_b0152452_18222353.jpg
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これが今回の筑波山における一部始終だ。

後は美味いそばを喰って、温泉につかり、まったりと東京に帰ってきた。


現在は活動を休止しているが、自分が尊敬するクライマーが、ある登山後に自分と慎吾にこう話したことがある。

「俺はなんで山に登るのかわかった。それは降りるためだったんだ」

今回自分たちは確かに登った。しかし降りてはいない。

帰りの車の中で慎吾がつぶやいた。

「これは登山じゃない、観光だ」



数日後—

雄介と共通の友人と飲んでいた自分は、彼をメールで飲みに誘った。
下記はその返信

「今日は厳しいかもしれない。
また連絡する!
ちなみに肉離れだった。」

観光で肉離れになった男、竹田雄介。
彼は今年一児の父になる。
# by dankonten | 2010-10-19 18:29

Mt. TSUKUBA(2010.10.09)その1

ぱっと目を覚ます。
時計の針は8時30分を指していた。
「遅刻だ」
約束の時間は7時30分に中野駅だった。
まだ使い慣れていないiPhoneで雄介に電話する。

「良かった。けんちゃん生きてた。」
思いがけない第一声にびっくりしたものの、寝坊した旨を伝え家を飛び出しタクシーに飛び乗った。

雄介との電話での話によると、どうやらあまりにも連絡がつかないから自分は孤独死したのではないかというのが、みんなの総意だったようだ。
嫌な年齢になったな…
まだまだ若いつもりでいたが、自分より3、4個下の友人からは、そんな心配される立場になってしまった。

そんなことを考えていると、再度設定した待ち合わせ場所渋谷駅に着いた。

雄介とてっちゃんと挨拶を交わす。
これから雄介の愛車TOYOTAキャミに乗り茨城に向かう。そこで慎吾と合流し筑波山登山に挑戦するのだ。

ことあるごとに遊びに行く仲間内では、毎年キャンプに行くのが恒例になっており、昨年からは世の中のブームにもなっているトレッキングが、キャンプの延長で密かに流行っていた。

本日筑波山にアタックする4人の中でも自分と慎吾は昨年から道具を少しずつ揃えており、日本百名山に数えられているとはいえ、おばちゃんでもスイスイ登れる筑波山はあまり緊張もしていなかった。なので今回は装備も軽装である。
筑波山は本日登山初挑戦の雄介とてっちゃんに合わせたものであり、これを期に登山にのめり込ませようという魂胆があった。

常磐道の事故渋滞に巻き込まれ、ただでさえ自分の遅刻で遅れていた時間をさらにロス。
予定の時間を大幅に遅れて、茨城のスーパーでこの日実家から参加の慎吾と合流する。
ここでは久々にみんなで会ったこともあり、話をしたり腹ごしらえをしたりとゆっくりとした時間を過ごしてしまった。
だらだらと時間を過ごした理由の一つには、その日は朝から雨が降っていたこともある。
茨城は晴れているのでは?と一縷の望みをかけてはいたが、やはり筑波も雨だったのだ。
登山に行くのか、行かないのか。
誰かが決めるのを待っている男魂展特有のあの感じ。

ただ、大の大人が四人もはるばる筑波山まであと少しという場所に集合しているのだ。行かない手はない。
慎吾の話では筑波山は1時間30分もあれば余裕で頂上まで行けるという。

「多少遅くなっているとはいえ時間はまだ全然ある。せっかくだし行こう。」

決意を固め、てっちゃんが雨がっぱを購入。
慎吾がここに車を置きっぱなしにしてキャミに乗り込み、1台で筑波山に向かった。

車中はてっちゃんの久々の恋話。
カーステからはくるりの「ワンダーフォーゲル」が流れてきた。
嫌が応にも盛り上がってくる。

筑波山登山口近くの駐車場に着いた時には、時計は14:00をはるかに回っていた。
少し時間を舐めすぎていたかも知れない。
多少焦りながらも、「まぁ筑波山だし、1時間30分ならギリギリ平気かな」と気分を落ち着かせる。
駐車場で準備をし、早速登山口に向かう。

登山口の近くには神社があることが多い。
筑波山の入口にも筑波山神社なる、そのまんまのネーミングの神社が存在した。
そこで登山の安全とてっちゃんの恋愛成就を祈願し、早速アタック開始だ!!

まずはてっちゃんの装備について触れておこう。
雨がっぱは行きのファミマで購入。これはまぁ仕方ない。
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自分みたいに古い人間だと「山登りはザックで登る」という固定概念に縛られてしまいがちだ。
しかし、てっちゃんは普段使いのフライターグのショルダーバッグをここでも流用する。てっちゃんと会ったことのある人は見たことも多いであろうあのフライターグだ。
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そして何よりも凄まじいのが、スニーカーとスニーカーソックス。これだと雨に濡れてしまうと考えたようで、ソックスの上にコンビニ袋を履き、その上からエアフォース1のローカットを合わせるという暴挙に出た。
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雨の登山道はぬかるみ、岩に生える苔も普段にも増して滑る。それに加えエアフォース1の中でコンビニ袋が滑るのだ。
これは決して罰ゲームの類いではない。てっちゃんが自分で率先して始めたことだ。
これには、自分も慎吾も危ないし逆に疲れるからやめた方が良いのではないかと何度も念を押したが、彼は何よりソックスとスニーカーの内側が濡れるのを嫌った。(結局最後には濡れてしまうのだが)

さぁ登山も始まり、雨こそ降っているものの、次第に気分が高潮してきた。

と思っていた矢先。

雄介の様子がおかしい。

まだ入って10分もたっていない所で彼の膝は地面についてしまった。
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ネタか・・・
いやネタではない。

まぁでもここはがんばってもらうしかない。何しろまだ始まったばかりだ。
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雄介を励まし、休み休み登山を続ける。
前述したように1時間30分前後でおばちゃんでも登れる山だが、さすがに5分歩いて5分休むというようなペースでは1時間30分では登れるはずがない。


慎吾の顔が若干曇る。
「時間はまだ全然ある」と余裕を持っていたのが懐かしく、入って200mも進まないうちに、このペースで登っていたら下山時には真っ暗なんじゃないかという時間になってきた。

雄介は呆然としている。
このまま登るのも地獄なら、今からでは1人で引き返すのも不安な位登ってしまった。そんな顔だ。

自分を含め全員に引き返した方が良いのではないか?という考えが浮かぶ。
しかし、
『筑波山で登れずに引き返してしまった。』
そんな話を仮にも「男魂」という看板を背負う自分らができるはずがない。

ここで慎吾の口から筑波山には、ロープウェーやケーブルカーもあることが知らされる。
まぁ本当の本当に最悪な自体になったら帰りだけケーブルカーで下れば良い。
それはそれで少し嫌だが、そう思うことで先に進んでもなんとかなる気がしてきた。

スローペースの登山は続く。
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雨の山はいくら緩やかな山とはいえ登山客は少ない。
入山して何組か下山する人とはすれ違い挨拶をかわしたが、自分たち以外に登る人は見かけなかった。

「あれ??」
「客がいないってことは、ケーブルカーも動かす必要ないと普通は考えるんじゃないのか」
「そもそもケーブルカーにだって最終があるはずだ」
「間に合うのか・・・」

この不安は的中する。→その2へ続く
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# by dankonten | 2010-10-19 17:15

虎穴に入ってみる

ある休日の夕暮れの出来事。
家でうとうとしかけていると、電話が鳴る。

ゆっけからだ。




「初めてカレーを作ってみたんだけど、食べにこない?」





あまりにパンチの効いたその企画力に、少々とまどいながらも、
面白そうだから行くと返事をする。





「白いご飯は買ってきてね。」





何か重要なことを言おうとしたが、やめた。

そういうことではないのだ。

ボクはすぐさまバイクにまたがった。






ゆっけの家につくと、笑顔で出迎えてくれた。
お互い、なんだかちょっと照れくさい。



「カレー、食べる?」



「う、うん。」



味わったことのない緊張感の中、いよいよ晩ご飯が運ばれてきた。




虎穴に入ってみる_b0152452_3261329.jpg





ややドライカレー気味だが、何だかおいしそうだ。

勇気を振りしぼって、一口。



・・・うん、おいしい。


ただ、カレーのようではあるが、どうもカレーではない。













「これ、何入れた?」



「えっとね、いろいろ。」








いつも通りの笑顔の返答に、ボクは怖気づき、それ以上聞くのをやめた。




ひとつ分かったのは、びっくりするくらいケチャップの味がしたことだけだった。
# by dankonten | 2010-07-26 03:39 | かねしげ

神様

どんな世界にも、「神様」と呼ばれる人がいるものです。
時代を切り開き、圧倒的なカリスマ性を持つ人たちです。

でも、そういう人たちは決まって、
すでに引退、または他界してしまっているものです。

しかし、数少ない生きる伝説。
いまだ現役の「神様」に会ってきました。



神様_b0152452_525180.jpg


フォーク・ロック界の神様「ボブ・ディラン」。

いまだ第一線というのが驚くばかり。
おそらく最後になるであろう、日本公演のツアーファイナルに、
「ゆっけ」と、フリーカメラマンの友人「太田くん」と行ってきました。

それこそ、数多くの作品があるため、
コンプリートしているわけではないのですが、
その圧倒的なオリジナリティーをもつ歌声とパフォーマンスに、ただただ驚嘆。

老若男女多国籍、すべてのオーディエンスからのダブルアンコールにも応え、
ノーMC、2時間に渡る伝説のライブの、生き証人となることができました。



その後有楽町に場所を移し、ディランを肴に一杯。
いっしょに歌えないほどのアレンジのし過ぎに、多少文句もたれる。
さらには、珍しくフリーランスの夢なんかも語り合う。
こんな素敵な夜をくれたのも、神様のおかげ。

ありがとう、ディラン!




# by dankonten | 2010-03-30 05:30 | かねしげ
二日目
ものすごい風の音にびびって起きたが、寒すぎたのでキャンプで初めての二度寝
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恐る恐る外を見てみると 晴れてるし 日の当たる場所は雪も溶け始めていた

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竹田は寝袋がきついと言っていた・・・
モンベルのストレッチ素材の寝袋
寝袋の長さが短いとかは聞いたことあるが
幅がきついってのは初耳だった・・・

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外に出て初めて気が付いたが 自慢のタープが風でへし折れていた!?
初出動だったのに・・・
まあ しかし テントが崩壊したんじゃなくてよかった
ほんと無事に生きててよかったなあ

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本人談
竹田雄介 趣味:キャンプ(特に冬)
     尊敬する人:C.W.ニコル

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男魂キャンプ 桐生アタック2010冬  その2_b0152452_442625.jpg

なんだかんだで俺のベストキャンプになり得る内容だった
めちゃくちゃ楽しかったぞ!!

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帰りの東北道
最近できた話題の羽生PA
「pasar」
竹田の奥さん つるちゃんの会社がデザインに携わってるらしい




追伸
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男魂キャンプ 桐生アタック2010冬  その2_b0152452_4441593.jpg

無事にすべてが終わり 片付けを済まして帰ろうとした時
キャンプ地の100メートルくらい先で関口が呼んでいた

なんかしらの動物の足が落ちていた!!?
人がやった感じじゃないよな
熊ってのは冬は冬眠するってWikipediaに書いてあったよな
朝 関口は「なんか 足音したよね?」って騒いでたよな
「風でしょ」ってことに落ち着いたよな
深夜の海外ドラマでこんな感じの見たような見てないような
LOST的な・・・
# by dankonten | 2010-02-19 04:35