男魂クルーのブログ


by dankonten
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Mt. AMAGI 〜天城越え〜(2011.4.30)その2

万二郎岳から万三郎岳の縦走。途中休憩を入れながらの登山は続く。

てっちゃんはまさかのキリン生茶500mlペットボトル残量半分で、この登山に挑もうとしていた。

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それはあまりにきついのでは?とみんなに注意され、入山直前に駐車場そばの売店で500mlのお茶を追加購入。
その際、みんなにもついでに買ってきてくれたのだが、その時のいたずらで慎吾にはコーラが手渡された。
登山にコーラかよ。とはいったものの、この表情。

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慎吾がコーラを渡された時には、一緒に笑っていたナルも飲みたくなってしまいおねだり。

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糖分の補給と水分の補給が同時にできるし、意外に登山向きなのかもしれない。
まぁ炭酸はすぐに抜けてしまうだろうが。

1時間強、多少のアップダウンを繰り返し、最後はキツい斜面を登る。
軽口を叩きながら登ってきたが、ナルもてっちゃんも頂上近辺は無言になっている。

しかし、どんなにきつくても明けない夜はないように、終わらない登りもないのだ。

とうとう山頂である万三郎岳頂上に到着した。

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景色も良い。多少曇っているとはいえ、前回何も見えなかったのに比べたら天地ほどのの差がある。

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ここで昼食だ。
ナルはコンビニのおにぎり、慎吾はカロリーメイト的なものを用意してきたようだ。
登山は荷物が少ないほど良い。カロリーメイトのような小さくてエネルギーになるものが本当は好ましい。

それでも自分はおにぎりやサンドウィッチではなく、水を多めに持って来て、お湯を沸かせる道具を持参してきた。お湯を沸かしカップラーメンを食べる。

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こんな普段はなんでもない、いや逆に見窄らしい気持ちにさえなってしまうようなものでさえ、キャンプや登山ではたまらなく美味しく感じる。



そして、またもやてっちゃんに問題が発生する。

昼食を持ってきていないのだ。

どういうつもりなのか?

男魂は普段は仲の良い集団だ。
しかし、いかんせん睡眠時間が足りていなかったのと、酸素が薄いせいかみんなイライラしている。

皆で分け与える精神。これは日本人の美徳だ。3.11以後、これはみんなが痛感したことだと思う。
他の国の国民性を語れるほど外国の友人もいないし、コミュニケーションをとったことがないので自分では判断がつかないが、多くのメディアでそう言っているように、多分日本人特有の誇るべき気質なんだろう。
東日本大震災後、買い占めが起こったが男魂の仲間にはそんなことをする奴は1人もいなかった。
聞くとみんなけっこうな額の募金もしているし、当然節電もしている。

しかし、たまの休日に、深夜に出発してまで来る登山に昼食を持ってこないのは考えられない。
これは事故ではなく自分で引き起こした問題だ。

分け与えるのは構わない。
自分も何かの時のためにカップラーメンももう1つあるし、カロリーメイト等も持参している。
そつない男ナルも、おにぎりやパンを多めに購入してきているようだし、慎吾も仲間内で1番の登山経験者だ、余分はあるだろう。

ただ、それを頼りに寄りかかっている姿勢が気に入らない。

カップラーメン1,000円。お湯1,500円。おにぎり1個4,000円。カロリーメイトブロックメイプルシロップ味(小)3,500円。
これが分け合うのに皆がてっちゃんに与えた等価だ。
なんだか自分で設定してみると、富士山の七合目の食事の値段が納得できた瞬間だった。

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そんなこんなでてっちゃんは多少高くついてしまったが(5/10現在未納)、無事に昼食も完了。

万二郎岳は「二郎」にちなんでピースだったので、万三郎岳は「3」で記念写真。

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さぁ下山だ。

前述したように天城山はあまり景観がよくない。帰り道は行きよりも山が開けていない道が続く。
あまり代わり映えしない山道を歩き始める。

途中変わったものがあってもこんな看板だけ。

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うん、切実だ。

しかし、景色のことなんて考えていられるのも最初のうちだけだった・・・

悪路に次ぐ悪路。中途半端な階段状にしてある丸太は、土の部分が痩せてしまいむき出し状態で歩きにくい。
何より一段一段の段差がキツい。そうでなくても登山は登りより下りの方が足に負担がかかる。

膝が笑う。
本当に膝が笑っている。足をついた瞬間「ぶるぶるっ」と震えるのだ。

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てっちゃんはもう限界を越えたという。膝はガタガタを越えてサラサラになってしまったと言っている。

ナルはう○こがしたいという。ナルのアナルから顔を出していると言う。
もう軽口や冗談は、笑うためのもではなく、疲労をまぎらわし自分たちを鼓舞するためのものに変わっていた。

それでも慎吾は、入山時のテンションそのままに腕をまわし踊るように歩く。
「ふぉーーーーーーー」
奇声が伊豆半島にこだまする。
男魂メンバーが情熱大陸で夢中になった、サバイバル登山家・服部文祥先生さながらだ。

自分も登山はやってみてはまったけど、こいつはなんか本当に好きなんだろうなぁって思った瞬間だ。

そして3時間弱。途中ほとんど休むことなく歩き続け、やっと登山口に帰ってきた。

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疲れた。しかし達成感もあった。
あたり前だが、やっぱり登山は登った後、下ってはじめて成立する。

はやく街に戻ってゆっくりお風呂につかりたい。美味しいご飯を食べたい。と痛切に感じた。

このブログでゆっけが書いていたが、「生を充実したものにするため。すなわち山を降りるために山に登る。」ということがなんとなくだけど解った気がした。

正直、今回の登山はハプニングがなく普通だった。いや普通が正解なのだ。
このブログもてっちゃんをいじる以外の面白要素が思いつかなかった。
本当にごめんなさい。ブログのこと考えるとやっぱ雄介必要だよなぁ。

あ、ちなみに下山後のてっちゃんの足。

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やっぱり皮ムけてます。ズルムけ。大人の仲間入り。


数日後—

5/4に山口家での男魂パーティでナルとてっちゃんと再会する。

その時に2人の口から
「なんだかわからないけど、また登山行ってもいいかなって思った」
という言葉が飛び出した。正直嬉しい言葉だ。


そして本日—

川上慎吾から自分宛にメールが届く。

「6月のミッションであります。丹沢山ハイキングの日程を決めたいと思いますがいかがでしょうか?」

すぐに調べてみると丹沢山の標高1,673m。
筑波山のほぼ倍だぞ慎吾・・・

次回の登山のブログでは、今回用意しておいたこの画像が使えるかもしれません。

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そうなったらその時がこのブログの最終回になると思います。
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by dankonten | 2011-05-10 17:40